設備予兆・品管革命

Early ObserverMEL-E Type Uno / Quattro
<アーリーオブザーバー メル・イー タイプ ウノ / クアトロ>

設備予兆・品管革命

①Amplitude(アンプリチュード=最大振幅)
AE波形の最大振幅値(0Vから最大変位までの電圧)をdB換算
=亀裂進展/摩擦量と相関関係

②Energy(エネルギー)
持続時間内におけるAE波形の積分値
=摩擦量/き裂面積と相関関係

③RMS(実効値)
エッジ処理時間単位毎に取得したAE信号の実効値
=摩擦係数と相関関係

*エッジ処理時間(MELSECへの送信間隔) 10/20/50/100msで設定可能

*センサの応答速度は0.1μs Amplitudeパラメータは0.1μsの信号も反映します。

Early Observer設備予兆事例

ベアリング/モータ/ポンプ故障予兆

ベアリング

油膜健全性を捉え、給脂タイミングをお知らせします。接続設備のミスアライメントも検知可能な場合もあります。

モータ

出力側と反出力側の2か所を計測することで

・ベアリングの状態

・設備とのミスアライメント発見

従来のセンサでは見えない現象を捉えます。

液体ポンプ

2台のポンプのインペラー付近と軸受け付近など
Early Observer MEL-E搭載のHPFを活用し計測
計測データからキャビテーション発生を早期に検知します。

ロボットギア、減速ギア故障予兆

ロボットギア、減速機

減速ギアは金属製歯車等が組み合わされて動いています。これらのギア予兆もEarly Observerが得意とするアプリケーションです。

き裂進展

Energyのレベル監視

潤滑性能劣化

Energy総計比較で監視

Early Observer品管事例

アーク溶接品質管理
(短絡移行のワイヤーアーク溶接)

アーク熔接によるワーク溶解時にAE現象が発生します。

この溶解によって発生したAE波は溶接ワイヤ内を伝わり溶接トーチまで到達します。

アーク溶接用トーチにAEセンサを取付け、正常溶接のデータを取得することで溶接の品質管理へ繋げます。

切削刃具摩耗状態の見える化

切削刃具がワーク加工をする時は金属の接触が発生します。

Early Observerで監視をすると切れる刃具と切れない刃具の違いを計測できます。

新品と要交換状態の刃具のデータを取得し比較すると切削刃具の摩耗状態を見える化できます。

Early Observer MEL-E 設備予兆・品管システム例

ノートPCでの計測に便利な「Early Observer MEL-E ポータブルセット」もございます。

Early Observer MEL-E 製品ラインナップ

ノートPCでの計測に便利な「Early Observer MEL-E ポータブルセット」もございます。

アンプ、センサ及びケーブルの紹介

AEセンサ

(共通仕様)

  • 共振周波数: 60KHz/150KHz ±20%
  • 使 用 温 度: -20℃~80℃
  • Φ20×26.5mm(突起部含まず)
  • BNCコネクタ
  • 保護構造IP52F
  • Φ22×30mm(突起部含まず)
  • 耐環境ロボットケーブル5M引出
  • 防水保護構造IP67

AEセンサ用延長ケーブル

標準ケーブル 耐環境ロボットケーブル
外径 Φ5 Φ4
使用周囲温度 -20~60℃ -253~200℃
耐屈曲性 ×
耐酸性 ×
耐アルカリ性 ×
シース 塩化ビニル フッ化エチレンプロピレン

*システムの最長ケーブル長さは20mです。

*ケーブル延長の場合は中継防水コネクタセット(OP)をご使用ください。

Type Uno

  • 1軸計測型
  • フェールセーフ機能搭載
  • HPF30、50、100、150KHz
  • 全てMELSECからコントロール可
  • MELSEC iQ-R/Q用通信FB付属
  • GOTサンプルデータ付属
  • 専用PC接続ケーブル(OP)で  PCでの簡易ロギング可能

Type Quattro

  • 4軸切替計測型
  • 軸切替はPIOで実施
  • フェールセーフ機能搭載
  • HPF30、50、100、150KHz
  • MELSEC-iQ-R/Q用通信FB付属
  • GOTサンプルデータ付属
  • 専用PC接続ケーブル(OP)で  PCでの簡易ロギング可能